ティアハイムとは・・・
ドイツ語で“動物の家”という意味で、740の動物保護団体の運営により
飼い主の都合で保護された動物を預かり、
新しい飼い主を探してくれる取り組みです。
現在ドイツ全土に550ヵ所存在します。
殺処分の調査が始まった1974年には殺処分数が120万匹を超えていましたが
2021年度には約1万4,000匹にまで減少しています。
年々減少傾向にはなっていますが、殺処分0への道はまだ遠いいのが日本の現状です
これをゼロにするというのは非常に困難なことです。
もちろん何もせずに達成できるというようなことはありませんが
殺処分ゼロを国単位で達成している国は存在しています。
その達成している国として有名なのがドイツです。
2021年度:犬約3,000匹、猫約1万1,000匹、合計約1万4,000匹(過去最少)
調査が始まった1974年には殺処分数が120万匹を超えていましたが、2021年度には約1万4,000匹にまで減少しています。
年々減少傾向にはなっていますが、殺処分0への道はまだ遠いいのが日本の現状です、これをゼロにするというのは非常に困難なことです。
もちろん何もせずに達成できるというようなことはありませんが、殺処分ゼロを国単位で達成している国は存在しています。
その達成している国として有名なのがドイツです。
ドイツでは殺処分ゼロを実現するためにどういった施策を取っているのかというと、最も効果が大きいと言われているのがティアハイムという取り組みです。
飼い主の都合で保護された動物を預かり、新しい飼い主を探してくれるティアハイム。ドイツ語で“動物の家”という意味で740の動物保護団体の運営により、ドイツ全土に550ヵ所存在します。
1933年のドイツでは動物保護法が制定されるようになりました。
この法律の中では捕獲された野良犬、野良猫をまず地域のティアハイムに収容し、14日間の検査をした後に伝染病の兆候、発症が無ければ飼い主を捜すというように取り組むことが規定されていました。
70年代を超えてからはワクチンの技術が進化して権益の必要性は下がりましたが、このような野良犬、野良猫の新たな飼い主を探す取り組みは現在でも残り続けています。
日本国内でペットを買おうとするとペットショップに行く人が大半ですが、ドイツでは犬猫の販売に関して非常に厳しい規定があるため、ペットを飼う場合はまずティアハイムに行き、飼い主を探している犬や猫がいないかを確認するのが基本となっています。
ティアハイムは、100%民間の施設として運営されています。
そのため、運営資金は税金ではなく、ほとんどが寄付、一部事業収益で賄われています。
寄付は、個人寄付や故人からの遺贈、企業のスポンサー費などです。
ハイムに残った動物を一生経済的にサポートするというパーテ(親)という選択肢もあり、家では飼えない、仕事で自宅を不在にすることが多い、子供の頃に動物を過ごした思い出があるからとパーソナルな理由から親になる人も多いそうです。
また、寄付の中には自分の死後の財産をこの施設に託す人もいます。猫舎や犬舎など施設のところどころで多額の寄付してくれた方の名前が刻印されているのを見かけます。動物の墓地もあり、亡くなった動物たちはここで安らかに眠っています。
1つのティアハイムでは、スタッフと300人以上のボランティアが活動している例もあります
これは素晴らしい取り組みであると同時に、日本国内で不足している取り組みとも言えます。
状況が違うため全て同様に比較することはできませんが、ティアハイムの取り組みでは保護された犬猫のうち90%以上が新たな家に引き取られています、
こうした色んな人の助け合いによってドイツでは 殺処分0を実現できより良い環境を動物たちに提供する事ができているのです